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タフルの日記(^_^)

タフルの日記(^_^)

La Esperanza-いつか叶う-

今回の花組公演のあらすじを紹介したいと思います。
まずは、お芝居の「ラ・エスペランサ」から紹介します!

アルゼンチンのブエノスアイレス。とあるクラブの一角で、元映画俳優のマイケル・ゴールドバーク(未沙のえる)が、ドキュメンタリー映画のディレクター・トム(蘭寿とむ)とレポーター・トレーシー(華城季帆)のインタビューに答えている。彼がハリウッドを離れ、ブエノスアイレスを終の棲家に選んだ理由-それは、タンゴダンサー・カルロス(春野寿美礼)達を主役にした映画を撮りたいという強い思いからであった・・・。

一流のタンゴダンサーを目指すカルロスは、フラスキータ(遠野あすか)とペアを組み、コンテストでの優勝を目指していた。ある日、カルロスが働くクラブに一人の娘が訪れる。彼女の名は、ミルバ(ふづき美世)。画家志望の彼女は、美術界の重鎮ゴメス(夏美よう)のもとで絵を学び、コンテストでの入選を目指していた。”自然のままで自由に暮らすペンギンを見にいきたい”という共通の夢で意気投合したカルロスとミルバは、数週間後に迫ったコンテストで互いの目的が果たせたら、一緒にペンギンを見にいこうと約束を交わすのだった。
カルロスが働くクラブのオーナー・ファビエル(霧矢大夢)は、手広く事業を営む傍ら、ダンサー達がチャンスを掴むまでの援助をしていた。以前からフラスキータに想いを寄せていたファビエルは、一緒に帰ろうとフラスキータに誘いの言葉を掛けるが、カルロスを探すフラスキータにあっさりと断られてしまうのだった。フラスキータはカルロスをダンスパートナーとしての関係以上に想っていたのだ。その頃、カルロスは兄アロンソ(高翔みず希)と会っていた。アロンソは、しばらく旅に出ると告げ、カルロスに大金を手渡す。そこへフラスキータがやってくる。その時、三人の前に怪し気な男達が現れ、アロンソとの激しい撃ち合いが始まる。運悪く流れ弾に当たったフラスキータは、コンテストへの出場ばかりか、プロとしての道も断念せざるを得なくなってしまうのだった。それを知ったファビエルは、”出来るだけ遠く、我々の目に入らないところにいてくれ”と、カルロスを解雇する。一方、ミルバはコンテストに出品予定の作品をゴメスに酷評される。だが、ゴメス宅を訪れた画商や美術評論家がミルバの作品に目を留め、ゴメスの新作と勘違いして絶賛。それを見ていたゴメスの妻アリーネ(梨花ますみ)は彼の下絵を描く様ミルバに命令する。納得がいかないミルバはゴメスのもとを去る決意を固めるのだった。夢の途中で挫折したカルロスとミルバ。二人はそれぞれの約束の日に約束の場所が見えるカフェを訪れる。互いの結果が気になり、陰から見ていようとやってきたのだ。似たような境遇にある事を知り、心を通わせた二人は、新しい生活を始める決心をするのだった。
ある日の事、ホテルのボーイとして働き始めたカルロスをかつてのライバル・ベニート(水夏希)が訪ねてくる。カルロスの生活を心配するベニートに、近況を伝えるカルロス。カルロスは、同じホテルで働く青年フアン(彩吹真央)にダンスを指導していることを伝え、これからは仕事ではなく自分自身の為にダンスと付き合っていこうと考えていると打ち明ける。その頃、ミルバも遊園地の補修係として看板に絵を描く仕事に打ち込んでいた。彼女の描く絵は子供達にも評判になっていた。互いに励まし合いながら新しい人生を歩み始め、再び希望や喜びを見出したカルロスとミルバ。二人はいつしかお互いにかけがえのない存在になっていた。
一年後、カルロスの勧めでコンテストに参加したフアンは、見事に勝ち残っていく。しかし、最終選考を目の前にして、フアンは、突然倒れてしまう。彼は心臓に持病を持っていたのだ。カルロスに憧れていたフアンは、自分の代わりに踊って欲しいと頼み込む。戸惑いながらも帽子を目深に被り、最終選考に臨むカルロスだったが・・・。


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